コンピュータが子供たちをダメにする

コンピュータが子供たちをダメにする

コンピュータが子供たちをダメにする








このままじゃいけない!

自分で考えられない子供たちが
なぜ増えているのでしょうか?

「IT」「ブロードバンド」が流行語になり、
いまやコンピュータを使えざるは人にあらずといった風潮です。
そして、小さなうちからコンピュータ教育を、
という流れが子供たちを覆いはじめています。
でも、コンピュータ文化はさまざまな面で子供たちを、
そして私たち自身をも蝕みつつあります。


AかBかの選べる答えを求め、自分で考えようとしない子供たち。
メールや携帯電話は大好きでも、
他人と直接まじわることは嫌がる若者たち。
情報は力なりと唱えつつ、膨大な情報に翻弄される大人たち・・・。

コンピュータと人間とのバランスがおかしくなっている・・・。

この世界はすべてプログラムされていて、
正しいアイコンをクリックすれば問題は解決する、と思い込んでいる子供たち。


「情報は力なり」と唱えながら、
膨大な情報の洪水に呑み込まれている大人たち。


コンピュータ教育は早ければ早いほどいいと、
三歳児にパソコン訓練をやらせる親たち。


インターネットは情報のファーストフードだ。
速くて簡単だけど、その中味は希薄だ。


大金を投じてそろえたパソコン機器も、
五年もたてば時代遅れで使えなくなってしまう。


コンピュータは使えるけれども、
自分では何もできない人たちが増えている。


図書館から本が消え、学校から教科書が消え、
使えないコンピュータだけが残るのか。


パソコン恐怖症の大人に限って、
子供たちのパソコン教育が重要だと思いこんでいる。


インターネットで育った子供たちは、
人との会話の基本を身につけることができない。