既存企業vs.ドットコム企業

既存企業VS.ドットコム企業 (SBPビジネス選書)

既存企業VS.ドットコム企業 (SBPビジネス選書)








インターネットは何故、
経済構造や競争原理を変えるのか?


いま動かなければ先はない


既存企業の生き残りをかけた反撃が始まった。
一方、新興ドットコム企業スクラムを組んで、
経済構造を大変革すると脅しをかけている。
果たして、この激烈なビジネス戦争に勝利する
企業の条件とは何なのか?

成功するには、既存企業もドットコム企業も、顧客を知り、
顧客に喜ばれる商品やサービスを提供するより他に手段はないのだと、
この本は納得させてくれる。
    スティーブ・ケース AOL会長兼CEO
インターネット消費者をどう扱うべきかを理解するには、必須の手引書である。
    デビッド・グレイブス ロイター・ニューメディア社長
企業組織の中で、
大規模なインターネットビジネスを立ち上げた者として言わせてもらえば、
組織、ブランド作り、ビジネス戦略についての著者の意見はまさに的確だ。
    テレル・ジョーンズ トラベロシティ・コム社長
事例や統計が多く、ビジネス戦略に焦点を当てた的確な意見。
ドットコム企業から攻撃を受けている既存企業のCEOは、
何度もこの本を読み返さなければならない。
    デニス・H・ジョーンズ FDXコーポレーションEVP兼CIO

21世紀のビジネス戦争の全貌が明らかになった。
既存企業は、生き残りをかけて猛反撃を開始した。
一方では、新興ドットコム企業スクラムを組んで、
経済構造を大変革すると脅しをかけている。
戦争は終わったのか?

インターネットの台頭で、いつビジネスモデルを変えたらいいか?
業界と既存顧客、競争相手、キャッシュフロー、
そして純利益はどう変化するのか?
いま何をすべきか?

軍事事業の一環として出発したインターネットが
商用ネットワークに発展するまでには20年かかっている。
大型店が現れるまで、さらにたっぷり5年はかかった。
消費者が当たり前のようにインターネットで買い物をし、
金融取引をするようになるには、この先まだ10年はかかる。

規模の大小とか、既存企業かドットコム企業かをを問わず、
勝ち組はどの企業からも生まれる可能性がある。

結局、消費者の満足する商品やサービスを低価格で提供し、
しかも利益を生み出す企業だけが生き残れるのだ。


インターネットの集客競争は始まったばかりで、
既存企業もドットコム企業もどちらも勝者になる可能性がある。

既存企業は、もうこれ以上インターネットに背を向けているわけにはいかない。

ドットコム企業から顧客を奪回する戦いに挑むときだ。

ドットコム企業は驚異的な成長を遂げたものの、
損失は膨らむ一方であり、
利益確保を真剣に考える時期にきている。

競争はいよいよ現実のものとなった。
勝利を狙う企業は、今後何年も続く激戦を戦い抜いていくための
確固たる戦略を立てる必要がある。

いま動かなければ、先はない。