まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う

まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う

まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う








次のやり方はすべて間違い!
・経験や知識、やる気で部下を選ぶ
・正しい手順を定めたうえで仕事をさせる
・部下が弱点を克服するように手助けをする
・部下の昇進を後押しする


膨大な数のインタビュー調査から得られた衝撃の新事実!

どうすれば部下の才能を引き出せるか?

いくら有利な待遇を与えても、聡明で才能があり、
意欲にあふれた従業員を引き留めることはできない。
彼らが、いかに長く、生産的に仕事をするかを決めるのは、
彼らと直に接するマネジャーだ!

経験や知識ではなく、才能で部下を選べ。
手順ではなく、目標とする成果を明確に示して仕事をさせろ。
部下の弱点を直そうとするな。強みを生かすことに専念しろ。
昇進にこだわるな。部下の強みが生きる場所と報酬を探し出せ。

すぐれたマネジャーは、
これらをどう具体的に実践しているのか?


並外れて優秀なマネジャーには共通点がある。
新しく何かを始めようとするときに、まず、
伝統的常識であるはずのルールをことごとく打ち破っているということだ。

「世界最高のマネジャーは、どのようにして才能がある従業員を発掘し、
仕事に専念させ、企業内に引き留めているのか」

優れたマネジャーのアイデアはわかりやすく素直ではあるが、
それを取り入れるのは必ずしも簡単とはいえない。


すぐれたマネジャーが共通して持っている革命的な知恵は、
そんなに気楽なものではない。
そこに要求されるのは、厳しさ、集中力、信頼感、
そしておそらく最も重要なのは個別に対応する心がけなのだ。

Q 「優秀なチームを作るには何か秘密があるのですか」
A 「いいえ、秘密などありません。マネジャーにできるのは、
   従業員がありのままの姿で気持ちよく働けるようにすることです」
Q 「なれなれしさは部下に軽蔑の念を生む、という言葉に対してはどうお考えですか」
A 「それは間違っていますよ。
   部下のことをよく知らないままでいたり、
   そのスタイルや仕事に対する動機、個人的な事情を知らなくて、
   どうしてその人たちにうまくしごとをしてもらうことができますか」
Q 「マネジャーはだれに対しても同じように接するべきだと思いますか」
A 「もちろん思いませんね。一人ひとり皆違っているからですよ」