実践ガイド　Ｂ２Ｂ入門　成功するための７つの秘訣

産業界を震撼させる
eマーケットプレイスのすべて

鉄鋼、自動車部品、プラスチック、紙など、
あらゆる製品がインターネットで取引される時代がやってきた。
電子市場の仕掛け人がノウハウを開陳。
企業がインターネットを本格的に活用するようになり、

企業間取引つまりＢ２Ｂにどのような変革が生じているのか

「インターネットがあらゆる企業間取引を変革している。
ニューエコノミー時代の競争を生き残るため、ほとんどの企業は、
今後５年間に自らを抜本改革しなければならないだろう」

今やインターネットによって、
売り手から買い手へのかつてないパワーシフトが起きている。
このため顧客の要求も、これまで以上に厳しくなっている。

こうした企業間取引の変化の触媒となっているのが、
インターネット・スピードで急速に発展しているＢ２Ｂ取引所である。
Ｂ２Ｂ取引所こそ、
インターネットによる企業間取引のキラーアプリケーションである。

今ある企業が生き残るためには、自己を愛し、
企業活動のあらゆる領域においてインターネットを取り入れ、
これを駆使しなければならない。

Ｂ２Ｂ取引の世界に進行しつつある静かなる革命は、
Ｃ２Ｃ、Ｂ２Ｃ、Ｃ２Ｂのモデルよりも
はるかに大きな利益と億万長者を生み出すであろう。
そしてさらに、すべての国の経済に与えるインパクトは、
アマゾン・ドット・コムの比ではないであろう。

企業がインターネットを組み込み始めると、すべてが変わる。
まず、従業員のコミュニケーションの方法が変わる。
次に、企業がつくった製品の販売や流通が変わり、
ついには企業同士のコミュニケーションのやり方が変わる。

インターネットを使った取引によって、
買い手企業の購買コストは下がり、在庫は減り、
その企業の生産する製品の納入は今まで以上に
オンタイムに行われるようになる。

Ｂ２Ｂ取引所の特長は、
仮想的な中央市場空間に、複数の売り手と買い手を一堂に集め、
取引所のルールに従って決定されるダイナミックな価格で
売り手と買い手の取引を可能にすることである。

売り手は潜在的に買い手が最も多く集まる市場に引きつけられ、
売り手の数が増えると今度はさらに多くの買い手が市場に集まってくる。
この結果として、当該市場での取引の数がますます増えることになるのだ。

流動性こそがＢ２Ｂ取引所の世界での王様である。
つまり、収穫逓増の法則に従って、
最も高い流動性を備えた取引所が勝者になるのだ。

一つのＢ２Ｂ取引所が複数の市場空間を運営することがあるかもしれないが、
それぞれの製品については、
ただ一つの市場空間が市場を支配することになろう。