ベンチャー創造の理論と戦略 起業機会探索から資金調達までの実践的

ベンチャー創造の理論と戦略―起業機会探索から資金調達までの実践的方法論

ベンチャー創造の理論と戦略―起業機会探索から資金調達までの実践的方法論








世界のアントレプレナーたちのバイブル!


膨大なケーススタディが語るベンチャーの歴史、
知恵と実践の集積、そして・・・成功の方程式


経営者、ベンチャーキャピタリスト必読の書

「世界のビジネススクールで高く評価される
 ベンチャー起業に関する知識と経験の集大成」

比較的経験の浅い起業家から「とにかくやってみるべきだ。
失敗したらまたやり直せばいいじゃないか」とよく聞くことがある。
しかし、このような性急な姿勢は、重大な失敗につながりかねない。


ベンチャー企業の立ち上げ時、特に初めての創業時において
事業が軌道に乗るまでの期間、予想以上の速さで
ほとんどの起業家が資金不足に襲われるものである。


その第一の原因は、起業機会の選択を間違えたということにある。
成功する起業家と成功できない起業家の差は、
後者が起業機会と単なるアイデアを混同しているのに対して、
前者はその違いを熟知しているということである。


起業機会の選択にあたり、完璧な起業機会などは存在しえないのであり、
特定のリスクや問題を伴うことを十分に認識することが必要である。


起業家は、自分自身、職業生活、経済的報酬に十分満足しており、
個人的充足感、チャレンジ精神、プライド、
そして報酬のいずれについても最高のレベルにあると一様に答える。
起業ゲームに没頭することにより、
人生の充実感、エネルギー、意義を見出しているのである。

「未来は多くの分野で我々により、また我々のために形を変える。
 予測できる確かなことは、民間、公共を問わずその勇敢な想像力により、
 また、実現不可能を追求し、不合理を実行することにより、
 どのような予測も結果的には正しくないということである!」
     チャールズ・ハンディ ロンドン・ビジネススクール教授

アントレプレナーシップとは、実際に何もないところから価値を創造する過程である。
アントレプレナーシップは、本質的に人間の創造的プロセスである。

人的エネルギーを結集し、事業を創造し、組織をつくり上げる作業である。
確固たるビジョンを確立し、ほとばしる情熱、コミットメント、動機付けを持って、
パートナー、顧客、取引先、従業員、資金の供給者などの利害関係者に
そのビジョンを納得させるものである。
個人的、経済的にも計算されたリスクを負い、
そのリスクを極小化すべく最大限の努力を惜しまない。
補完的能力を備えた経営チームを編成し、
第三者には混沌、矛盾、混乱としか見えない起業機会を察知し、
必ずしも自分が所有するとは限らない経営資源を利用して、
自らが信じる起業機会を追及する。
何にもまして重要なことは、その成長段階で最も重要な時期に
資金繰りに失敗することのないよう、細心の注意を払うことである。