金持ち父さん貧乏父さん アメリカのお金持ちが教えてくれるお金の哲

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん








金持ちになるためにはたくさん稼ぐ必要があるという
「神話」をくつがえす。


持ち家が資産だという「信仰」を揺るがす。


資産と負債の違いをはっきりさせる。


お金について教えるのに、
学校教育があてにできないことを親にわからせる。


お金について子供たちに何を教えたらいいかを教えてくれる。

いま学校で、子供たちが
実社会に出るための準備が充分になされているだろうか?
いい教育を受け、いい成績をとるというのは
もはや成功へのパスポートではない。
それなのに、だれもそのことに気づいていない
・・・・子供以外はだれも。

いまの子供たちは時代遅れの教育システムの中で、
将来けっして使うことのない知識を学び、
もはや存在しない世界で生きるための準備をして何年もの時をむだに過ごしている。

いま子供に『学校へ行っていい成績をとって安定した職業を見つけなさい』
とアドバイスするのはひじょうに危険だ。

すべてが急激に変化するいまの時代、私たち親は心を開き、新しい考え方、
大胆な考え方も受け入れていかなければならない。

会社勤めをするよう子供を励ますことは、ろくな年金プランもないまま、
自分たちのためよりもむしろ税金のために一生働くよう勧めるのと同じことだ。

税金が私たちにとって最大の支出だというのは本当だ。

大部分の一般家庭の稼ぎ手は1月から5月の半ばまで、
ただ税金を払うため、いわば政府のためだけに働いている。

金持ちがさらに金持ちになり、貧乏人がさらに貧乏になり、
いわゆる「中流」の人たちがいつも借金に追われている理由の一つは、
お金に関する教育が学校ではなく家庭で行われるからだ。


たいていの人は親からお金について学ぶ。

学校ではお金について教えない。

学校で教えるのは学問的知識、専門的な技術だけで
「お金に関する実際的な技術」は教えない。


学校で優秀な成績をとったはずの銀行員や医者、会計士たちが
一生お金のことで苦労しなければならない理由の一部はここにある。

国家が財政難に苦しんでいる理由の一部は
高い教育を受けたはずの政治家や政府の役人が、
お金に関する訓練をまったく、あるいはほとんど受けないまま
財政上の決定を行っていることにある。
老人が増え、経済的援助あるいは医療面での援助を必要とする
何百万という人口を抱えて、この国はいったいどうなるのだろうか?

老人たちは家族と政府からの経済的援助に頼って生きていくことになる。

高齢者対象の医療保障や社会保障の制度が
パンクしてしまったらいったいどうなるのだろう?
お金に関する教育を親に任せたまま、
国家が生き延びていくことが可能なのだろうか?
親たちの大部分はすでにお金のことで苦労し始めているか、
あるいは近い将来苦労することになるというのに・・・。