ウォルマートがアメリカをそして世界を破壊する

ウォルマートがアメリカをそして世界を破壊する

ウォルマートがアメリカをそして世界を破壊する








世界売上2400億ドル、従業員130万人を擁するウォルマート
ロックフェラーのお膝元、傀儡クリントンの聖地アーカンソー州
誕生したウォルトン商店が、数万件の訴訟を抱えながらも、
最も尊敬される企業上位5社にランクされる茶番劇の楽屋裏。


ついに日本上陸の世界企業の実態を、テキサスの硬骨貴社が斬る。

流通業界、史上最悪の病根!
ウォルマート1店舗につき100軒の個人商店が廃業している
POSレジでの過剰請求を改善しないのはなぜか?
20ドルの洋服を工賃30セントで縫っている搾取工場の少女たち
ニセモノのセイコー腕時計を保証書付きと偽って販売
売れさえすれば銃だってアルコールだってお構いなし
ウォルマートでは黒人と少数民族が昇進できないのはなぜか?
誘致自治体を赤字に転落させるウォルマートの進出
ある日突然ウォルマートは移転してしまう
アメリカ制覇から世界制覇に乗り出したウォルマート戦略

非情で強欲なサム。
彼は、競争相手−どんな規模、形態、業種であれ−に忍び寄り、
まるで猟銃でウズラを撃ち落とすかのように、
攻撃するのを楽しんでいる。


サム・ウォルトンのビジネス理念が、
アメリカ史上もっとも恐れられる小売業者となった
無慈悲な会社の基礎を築いた。


まずは小さな町のはずれに、安普請の醜い巨大な店舗を建て、
かつて栄えていた町の商店街の店がほぼすべて廃業に追い込まれるほど、
法外な割引価格で安売りをする会社。


小さな町に新しい働き口がたくさんできると約束するが、
その働き口のほとんどが貧困家庭を維持するぎりぎりの賃金しか出さないもので、
「アソシエイツ」と呼ばれる従業員のおよそ4割は
労働時間が週40時間に満たないことを町の長老たちに告げようとしない会社。


1970年代には、
100年前から続いていた日曜休業の慣習を守ると約束したのに、
1980年代には礼拝の時間にもせっせと商売をするようになり、
最近では24時間営業を続けている会社。
そのため、ほかの競合店も同じように営業せざるをえなくなっている。


アルコールを取り扱い品目に加えることはないと約束したのに、
今ではアメリカ最大の「酒」の小売店になっている会社。


小さな町の新聞の支持を得るために、当初は大口の広告主になるのに、
いったん事業が安定すると広告出稿をほぼすべてやめてしまう会社。


新しい地域に出店するために、
アメリカの田舎町の「かなめ」になることを約束したのに、
今では最悪の市民になっている会社。