それは情報ではない 無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーシ

それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン

それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン








「情報」に正しく
アクセスせよ!

あなたは「情報不安症」にかかっていませんか?

情報をいかに正しく理解し、理解させるか


これがデジタル時代にビジネスを成功させるための鍵である。


あらゆる管理者、戦略家、コンサルタント
そしてビジネスマンに捧げる
情報ジャングル・サバイバルガイド!
偉大なる情報時代は、まさに、無情報爆発、
つまりデータ爆発の時代となっている。


増え続けるデータの猛攻撃から身を守るためには、
今すぐ、情報とデータは別物だということを、
ハッキリと認識しておくことが大切だ。


情報とは、理解に結びつく形になったものを指す言葉だ。
情報の意味を明確にするためには、
私たちひとりひとりが独自の物差しを持っていなければならない。

ワーマンは、間違って「情報」と呼ばれているあらゆる物を見極め、
それらを捨てる技術を教えてくれる。
彼は、見栄えのいい図と、役に立つ図の違いを明確にしてくれる。
当然のことながら、彼は役に立つ図に軍配を上げる。
そして彼は、この本をよりわかりやすいように作り変えた。
・・・彼は自分自身から教訓を学んでいるのだ。
    ナイジェル・ホームズ 
    エクスプラネーション・グラフィックス、グラフィック・デザイナー
リチャードがまたやってくれた。
「理解の巨匠」が理解の技術に関する、
役に立つ、ためになるコツを伝授してくれる。
この本は洞察力に富み、示唆にあふれた会話のための素材を提供してくれる。
新しい経済をデザインする情報飛行士は必読。
    クレメント・モック サピエント最高創造責任者
    アメリカン・インスティテュート・オブ・グラフィックアート学長
前著『インフォメーション・アングザエティ』(邦訳『情報選択の時代』)は、
ウェブが発明されるより前に書かれたものだ。
情報はそれ自身がもつ、能動的な性質によって、
以前にも増して今日的なものになっている。
これまでになく頻繁に我々を邪魔し、
イラつかせる性質がそれを物語っているだろう。
本書は、デジタル消化不良の薬だ。
「良識(ドット・コモンセンス)」を示した本なのだ。
    ニコラス・ネグロポンテ MITメディアラボ共同創設者兼所長

『インフォメーション・アングザエティ』(邦訳『情報選択の時代』)を出版した
1989年から現在まで、幸いにも空は落ちずにいてくれた。
私たちは、今でも何百年も前から伝わる言葉で話し合っていて、
0と1のバイナリー言語で会話するには至っていない。
コンピュータはまだ人間が作る物であり、
コンピュータに育てられた人はまだ少ない。
それが逆なら、今ごろ私たちはみな、
ユニックスのコマンドを空で言えたはずだ。


ウェブの世界が印刷メディアに取って代わることもなかった。
雑誌業界は以前にも増して元気だし、
広告業界も相変わらず羽振りがいい。
ドットコム企業といえども、結局は、
昔ながらの手法で人の目を惹く戦術に落ち着いているではないか。


デジタル時代では、人間性までもが機械化され、
無機質な環境で人が機械の部品のように扱われるようなことはない。
それどころか、私たちの社会的な感性は、
デジタル技術によって大きく広がっている。

インターネットは、間違いなく私たちの
ライフスタイルやビジネスのやり方を変えるだろうが、
今のビジネスそのものを変えることはないだろう。
新千年紀の人間と言えども、
ソフトウェアだけで生きられるものではない。
日常生活のほとんどは、今後も変わることなく、
食料、住まい、衣服、輸送など、
「オールドエコノミー」の需要を満たす
“ハード”製品の獲得に費やされることになる。
    『ザ・トレンズ・ジャーナル』 2000年春号