アメリカで医者をやるにはわけがある 在米外科医の見た日米事情








医者の目が見た日米文化事情

「規則が人に合わないなら、
規則のほうを変えりゃいい」

という国に暮らしつつ、
はるか日本を眺めてみた。


神戸の病院で小児外科医ドクター・キムラは苦悩していた。
自分が開発した画期的な治療法を広めたいという希望を、
ニッポンの役所はなかなか認めないのだ。


そんなおり、アメリカの新設病院から誘いの声がかかった。

アメリカのほうが医者としての可能性は広がる・・・?

医療問題をはじめとして、親子関係、教育問題、労働観・人生観、
さらには不思議な生活習慣にいたるまでの日米比較。


アメリカの医学部卒業生は、
卒業に際して“ヒポクラテスの誓い”という宣誓をさせられる。

「新しい治療方法を開発・発見した場合、
これを個人の財として専有せず、広く公開し全人類に役立てる」