神のごとく創造し、奴隷のごとく働け! ガイ・カワサキのビジネス革

神のごとく創造し、奴隷のごとく働け!―ガイ・カワサキのビジネス革命ルール

神のごとく創造し、奴隷のごとく働け!―ガイ・カワサキのビジネス革命ルール







革命を起こす
製品とサービスを
いかに生み出し、
市場で成功させるか。

シリコンバレー
話題沸騰のベストセラー

クレージーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に、丸い杭を打ち込むように物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。
彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心をうたれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にもできない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは人間を前進させた。
クレージーといわれる人たちを、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。
    ・・・アップルコンピュータの広告

ルールを変えるために異なった考えを取り入れること。

「ルールを変えない者は、革命家になれない。
概念を変えない者は、ルールを変えることができない」

しかし、革命的なアイデアをほかの月並みな考えと
どうやって区別したらよいのだろう。


「経験を通して、
我々は愚かで致命的な失敗を避ける道を見出す」

しかしながら、成功はくせになり、それ自体が法則性となる。
市場の風向きが変われば法則性はじきに最善でなくなり、
時には有効でさえなくなる。


単に幸運から始まった成功は、法則性さえもたらさない。


馬鹿げてはいるが、広く受け入れられているイドラ。
(イドラ=既存の考えにとらわれている因習的思考)

私どもはディーラーを通じて販売しております。
消費者への直接販売は実施しておりません。
社員は信用できない。生産現場を管理し、
連中がサボらないように常に監視しなければならない。
市場占有率こそが利益の源泉だ。
さあ、値段を下げよう。
X社とは一切協力できない。
だってウチとは競争関係にあるんだから。

あなたの会社が崇拝しているイドラのリストを作り、
それぞれ以下の点について検討してみよう。

・どうしてこんなことが行われるようになったのか?
・現在でも意味を持っているのだろうか?
・何より、それは将来的に意味を持ち続け得るのだろうか?

革命家は、限定的な問題解決を拒否する。
そのかわりに、革命家は以下のような思考プロセスをたどる。
●問題を可能な限り広い文脈でとらえなおしてみる。
●ゴールから出発点にさかのぼる方法をためしてみる。
●当たり前な結論の反対を行ってみる。

ライト兄弟の成功は我々に三つの教訓を残してくれている。
●大きな問題は分けて考える。
●未解決の小問題に焦点を当てる。
●解決済みの問題に時間を費やしてはならない。

エッジ(縁)・・・つまりひとつの物質あるいは表面が
異質のものに変わっていく場所・・・で起こっていることこそが
構造を解くカギになる。

重要な出来事は
中心や同質性の中では起こっていない。

無知は力である。

「問題についてまったく考えたことのない人間、
あるいはそれが『不可能』であることを知らない人間を探せ」

●意図せぬ発見にも注意を払え。
●一見利用不可能に見える研究や発見を妨げない雰囲気を確立せよ。
●発見に執着せよ。それは重要な商品を生み出すかもしれない。