ブランド!ブランド!ブランド!

ビジネスパーソンの皆様、こんにちは。

もしかしたら、寝冷えしてしまったかもしれません・・・クシャミ、鼻がグズグズ、困りました。

気温の変化から体調を崩すことのないよう、お気をつけくださいネ。

『東京ビジネス図書館』がご紹介する『いい本』を読んで、本物のビジネスの力を身につけてください。

さて、今日見つけた『いい本』は、3回も連呼!?、気合入ってますの、こちらの本です。


ブランド!ブランド!ブランド!―理屈を超えた強さをいかに築くか

ブランド!ブランド!ブランド!―理屈を超えた強さをいかに築くか



「ブランドは企業の一部ではない。企業そのものである!」


今日の競争の激しい市場において製品を立ち上げ、
強固で長続きする顧客ロイヤルティを実現するためにはどうしたらよいか?
答えはもちろん、顧客の最も深い感情と触れ合うことである。


お客さまとの、心からの触れ合いは、とても難しいですね・・・


本書は、製品やサービスが顧客の気持ちを動かすプロセスとその原因を明らかにし、
著者自身の豊富な経験と実例をもとに、
ブランド・ロイヤルティを顧客に浸透させる方法を伝授する。
本書を読めば、顧客との気持ちの通じた関係を長続きさせるための
ブランド力の育て方が分かるだろう。


心理学的な側面から、マーケティングを見ていくことは、すごく正しいことだと思いますよ・・・


なんと! 「序文」は、あのリチャード・ブランソン氏ですね・・・


ビジネスは数字を扱う仕事だという考えに、私はいつも不自然さを感じていました。
ひとつには、ずっと私は数字が苦手だったからです。しかし、自分の感覚でかなりの仕事をなし遂げてきたと思っています。
ヴァージン・ブランドが、さまざまな分野で成功を収めることができたのも、まさに感覚によるものです。


いわゆる「株主の価値」は、顧客と従業員がブランドに対して、
どのくらい強い感覚的価値を持っているかで一番よく表現されると、私は信じています。
製品とサービスは、深遠な価値を吹き込まれて初めてブランドとなるのです。
これ以上明確なことはありません。
そして価値は、事実と感覚に形を変え、従業員はそれを投影し、顧客はそれを大事に抱きしめるのです。


深遠なことは、実は単純なことなのです。誰もが礼儀正しく扱われると好感を持ちます。
誰もが正直さを称えます。誰もが卓越さと価値を求めます。
誰もが楽しむことを好み、自分より大きなモノの一部になりたいと願っています。


これらの価値が、私の、どちらかというと単純なビジネス観を形づくっているのです。
しかし、いずれの価値も普遍的なものです。また、そうでなければなりません。
それゆえ、そのような視点をとらえたビジネスの本が、今まで出版されなかったことに驚いています。
これは、まさにそうした本です。しかも、わかりやすい。

ヴァージン・グループ最高経営責任者
リチャード・ブランソン


それでは、「はじめに」を読んでみましょう・・・


ジョン・ケネス・ガルブレイスは、かつてこう言ったことがある。
スーパーマーケットでカートを押しているときに、人は自分の心の奥底の感情に触れるのだ、と。
奇妙に思うかもしれないが、実業家たちは、ビジネスの本質が、製品とサービスに関する素朴な質問・・・
「それはあなたをどんな気持ちにさせるか」にあることに、ようやく気づきつつある。


この質問の素朴さは、ビジネスは数字、取引、価格だと考える実業家にとって恐ろしい話である。
しかし、ビジネスの本質は永続する関係をつくることだという考えを理解すれば、成功するための新しい強力な方法を見つけ出すことができる。
それは、感覚(フィーリング)を使う方法である。


本書には、ブランドの英知が詰まっている。
顧客との気持ちの通じた関係のつくり方、
顧客ロイヤルティの構築、
ブランドの神秘性とブランド経験、
ブランドの利益確保、
一流ブランド誕生の実例、
ブランド・リーダーの必須条件、
ブランドの創造とその維持に不可欠な要素、
奨励事項と禁止事項、
模範的なブランドの実例、
成功の秘訣などが書かれている。


といっても、本書は教科書ではない。考えるための本である。
しかし真剣に考えるには多少のユーモアが必要である。
深遠さを追求しつつ、同時に「読みやすさ」も追求している。
『メガトレンド』の作者、ジョン・ネイスビッツが言うように、
「情報とコミュニケーションは娯楽である。これを理解しなければ、コミュニケーションはできない」。

メガトレンド

メガトレンド



この本は、こんなにたくさんの『いい本』が引用されているんですネ・・・


「プライベート・ブランドとノー・ブランドの市場シェアは7%にすぎない。残りの93%は有名ブランド品だ。
低コスト、高品質、中身は有名ブランド品だという事実を考慮すれば、
プライベート・ブランドとノー・ブランドが、シェア7%しかないのは驚くべきことかもしれない。
だが、ブランドの持つ底知れぬ力を知れば、納得がいく」

逆転のサービス発想法―見えない商品を売るマーケティング

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「複数の投資家を持つ利点は、コッターとヘスケットによって、すでに証明されている。
顧客・従業員・株主の三者を重視する企業は、そのうちのひとつまたは二つだけを重視する企業よりもはるかに収益を上げた。
この11年間を見てみると、この三集団すべてを重視した企業は、収入が682%も伸びたが、
創でない企業の収入の伸びは166%にとどまった。
株式時価総額については、前者の901%に対して、後者は91%にすぎなかった。
成功した企業では、三つの投資集団の重要性を経営戦略に統合する価値体系を確立している。
このような企業の従業員は、その戦略は企業の誠実さであり、
企業が『正しいことをしている』と見なしている」

ブランド価値を高める統合型マーケティング戦略

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「サービスはイベントではない。顧客に、情報、保証、満足という環境を作りだすプロセスだ。
テクノロジーは、そのような環境づくりを可能にした。
インテルでは、エンジニアが顧客企業に出向き、次世代マイクロチップについて議論する。
前上級副社長のデイヴ・ハウスが言うように、マーケティングとエンジニアリングを融合させることで、新製品の迅速な投資回収が可能になった。
顧客と仕様書を共同で作成することによって、技術と顧客の要望に折り合いをつけ、インテルは顧客との確固たる関係を築き上げた。
こうして顧客は、自らが開発に参加した製品を使うようになる」

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ヴァージン―僕は世界を変えていく

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  • 作者: リチャードブランソン,Richard Branson,植山周一郎
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2003/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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それでは、あなたのブランド、創ってみませんか? 楽しみながら。

これは全320ページ、ソフトカバーですから、それほど苦にならないでしょう。

読者の方々には、何かしら有益な知恵を身につけられますよう、

館長以下スタッフ一同、心より願っております。

ブランド!ブランド!ブランド!―理屈を超えた強さをいかに築くか

ブランド!ブランド!ブランド!―理屈を超えた強さをいかに築くか